「社食サービス」という言葉を聞いたことはありますか?
近年「健康経営」が注目されており、社員の健康を会社の経営の施策として取り入れている会社が数多くあります。中でも、福利厚生の食事補助を通じて社員の健康管理をできる社食サービスは、手間やコストも抑えて導入できることから、注目を集めています。
注目を集めるサービスだからこそ、各社メニュさまざまな工夫がされており、導入を検討してもどの社食サービスにするか迷う場合もあるのではないでしょうか。
この記事では、健康を意識した各社の社食サービスのメニューやこだわりをご紹介します。
>>社員の健康改善にも!社食サービス「オフィスでやさい」<<
社食サービスとは?
そもそも、社食サービスとはどのようなものなのでしょうか。
食事補助としてメジャーなのが、社員食堂でしょう。しかし、社員食堂だとキッチンや厨房を設置するための大規模なスペースや、運営のための人件費や光熱費などのコストがかかることからなかなか導入が難しいという会社もあるのではないでしょうか。
社食サービスであれば導入費用も社員食堂と比較してローコストで、スムーズに導入、運営ができるのです。
社食サービスは、下記の3パターンがあります。
置き方社食サービス
置き型社食サービスは、冷蔵庫や冷凍庫を会社に設置して使うタイプです。
社員は、食べたい時に食べたい分だけ料金を支払い利用することができます。24時間いつでも利用できることから、シフト制で昼食を別々にとる会社や、夜勤の際の夜食としての利用や、朝食としての利用も可能です。
冷蔵庫や冷凍庫を置くスペースだけ用意すれば、利用することができ、手間がかかりません。
デリバリー型社食サービス
昼食時に、お弁当や惣菜をデリバリーしてくれるタイプの社食サービスです。事前に電話やネットで注文すれば、昼食時にお弁当を届けてくれます。
デリバリー型社食サービスも、昼食時に机2台分ぐらいの販売スペースがあれば導入することができるでしょう。
各社飽きがこないようにメニューが工夫されており、毎日和洋中にエスニックなどメニューが変わる社食サービスもあります。
チケット型社食サービス
近隣の飲食店を社食の代わりとして利用できるよう、チケットやプリペイドカードを支給するタイプの社食サービスです。
社員が場所を選ばずに利用できるため、外回り営業の休憩時間のカフェタイムなどにも利用できるのがメリットといえるでしょう。
社食サービスのメニューの特徴を紹介!
社食サービスは、食の福利厚生としても人気のサービスです。
各社毎日利用しても飽きがこないように、メニューが工夫されていたり、食事を通して健康になれるようなメニューになっていたりと工夫がなされています。
それでは、社食サービスのメニューの特徴をご紹介していきましょう。
健康志向のメニューが人気
従来では、社員自身の健康管理は自己責任であるとされてきました。
しかし、深刻な少子高齢化が続き、慢性的な人手不足が予想される昨今では社員を会社にとっての資産であると捉える会社が増えてきているのです。そのため、社員の健康管理を施策として取り入れる会社が増えてきているのです。
社員の健康を維持するためにも、栄養バランスのとれた食事は欠かすことができません。そこで、人気なのが健康志向のメニューが売りの社食サービスです。
実際の社食サービスを例に挙げると、オフィスでやさい・ごはんであればオフィスにいながらいつでも手軽に新鮮な野菜やフルーツを食べることができます。また、Fit Food Biz Liteは医師・管理栄養士が監修している7大栄養素や糖質、塩分にも気を配った栄養バランスが整った健康弁当をオフィスで食べられます。
他には、HenoHenoはオフィス向け冷凍フルーツの社食サービスで、不足しがちなビタミンやミネラルを補給することができます。
毎日仕事をしていると、栄養バランスを気にしての食事を3食とることは難しいでしょう。しかし、コンビニや外食でサラダにメインに副菜にと選んでしまうとランチ代だけで1,000円以上かかることも少なくありません。
社食サービスであれば数百円でオフィスから一歩も出ずに栄養のプロが監修した栄養バランスのとれた食事をとることができるのです。
メニューはどう選ぶ?弁当タイプと個別タイプの違い
では、社食サービスを選ぶ際のメニューは、どのように決めればいいのでしょうか。
まず、個別タイプの社食サービスをいくつか挙げてご紹介し、どのような点がメリットか見ていきましょう。
まず、オフィスでやさい・ごはんであれば、温野菜やカットフルーツ、スムージーなど1品足すだけで不足しがちなビタミンや食物繊維、ミネラルなどがとれるメニューがあります。
また、オフィスおかんであれば、副菜のメニューも豊富にあるため、持参したおにぎりと卵焼きにプラス1品メニューを足しただけで栄養バランスのとれた食事になるでしょう。
さらに、Office Premium Frozenであれば男性にも喜ばれるようなごはんもののメニューも数多くラインナップされています。
次に、弁当タイプの社食サービスです。
Fit Food Biz Liteは弁当タイプの社食サービスのため、メニューの組み合わせを決める自由度は低いでしょう。ただ、自分で栄養バランスを考える必要がなく、ただ食事をするだけで必要な栄養素をバランス良く摂取することができます。
どのような社食サービスを選ぶかは社員の現在の昼食事情を調査し、ニーズを確かめてみるのがおすすめです。
例えば、現時点で弁当を持参している社員が多いのであれば、個別タイプの社食サービスが喜ばれるでしょう。一方で外食している社員が多い、コンビニ等で済ませている社員が多い場合には弁当タイプの社食サービスがおすすめです。
また、それらとあわせて男女比や年齢層なども鑑みたうえで、どの社食サービスにするか検討すると良いでしょう。
ごはん・惣菜だけじゃない!お菓子、果物、パンも食べられる!
社食サービスのメニューのラインナップは、ごはんや惣菜だけではありません。
例えば、オフィスでやさいであればカットフルーツや柑橘類などの果物を手軽に食べることができます。
また、オフィスパンスクはパンに特化した社食サービスです。温めるだけで、オフィスで焼きたてのような風味のパンを楽しめます。
社食サービスのメニューに関する疑問
社食サービスを導入する際の疑問点としてよくあがるのが、メニューのマンネリ化とカスタマイズの可否でしょう。
せっかく社食サービスを導入しても、社員が飽きてしまったり、好みに合わずに利用が浸透しないのでは運用のためのコストばかりがかかり意味がありません。
各社では、どのように工夫されているのでしょうか。
メニューはマンネリ化しない?
結論からいうと、各社メニューはマンネリ化しないように工夫がなされています。
例えば、ヘルシーなメニューが多くラインナップされているオフィスでやさいであれば年間で60種類以上のメニューが入れ替わるのが特徴です。そして、オフィスでごはんには、下記の2つのコースがあり、それぞれ毎月メニューがリニューアルされます。
・基本コース 月10種類、毎月半数のメニューがリニューアル
・無添加コース 月20種類、毎月全てのメニューがリニューアル
また、オフィスおかんは全国の地の物や旬を取り入れた惣菜メニューが多くラインナップされているのが特徴です。
そのため、オフィスで旬の味覚を食べることができ、季節に応じてメニューも変わっていくため毎日食べても飽きずに利用することができるでしょう。
HenoHenoは季節に合わせてとりたい栄養素がとれるように専任の栄養士とフルーツアドバイザーがセレクトしているのが特徴です。
メニューのカスタマイズは可能?
メニューのカスタマイズも結論からいえば、ほとんどのサービスで可能です。
オフィスでやさい・ごはんは、配送される商品の内訳を変更することができます。
オフィスおかんも、社員の好みに合わせて変更することが可能です。
いざ導入してみたら肉のメニューがすぐに品切れになった、副菜の人気が高かったなど社員の好みが分かってくるでしょう。
導入した後に自社の社員に合わせてメニューをカスタマイズすることで、より社員満足度の高い社食サービスの運営が可能になります。
メニューへのこだわりがすごい!社食サービス
最後に、各社のメニューへのこだわりについて、より詳しくご紹介していきます。
オフィスでやさい・ごはん
オフィスでやさい・ごはんは、オフィスに野菜を中心とした健康的な食事を届けてくれる社食サービスです。管理栄養士が監修したヘルシーで栄養バランスのとれたメニューがラインナップされているのが特徴です。
オフィスでやさい・ごはんの惣菜は、保存料・合成着色料不使用で国産原料を優先的に使用されています。
また、タニタが監修した惣菜もあり、カロリー180キロカロリー以下、塩分1.2グラム以下の惣菜もあるため、ダイエット中の社員はもちろん、高血圧や高血糖で悩む社員にも喜ばれるでしょう。
さらに、忙しいオフィスでも手軽にとれるように、ワンハンドで食べられるものやスムージーなどのメニューも用意されているのは、社員にとっても嬉しいポイントでしょう。
オフィスでやさい・ごはんの価格と配送頻度は下記の通りです。
◆オフィスでやさい
会社負担 40,000円~
社員負担 1個100円~
週に2回配達(最大5回)
◆オフィスでごはん
会社負担 25,000円~
社員負担 1個200円~
月に1回配送
オフィスおかん
オフィスおかんは「わが子に安心して食べさせられるもの」をコンセプトに作られた優しい味付けのメニューがラインナップされている社食サービスです。
持参したお弁当に1品加えたり、複数買って定食スタイルで食べたりと社員の好みに応じて使い分けることができます。メインの肉や魚の惣菜から副菜メニューまで、充実しているのが特徴です。
会社の規模別に冷蔵庫のサイズを選ぶことができるため、3名規模の会社から数千人規模の会社まで利用することができます。
全国のパートナーと自社の管理栄養士が共同で惣菜を作っているため、その季節に応じた地のものをオフィスにいながら手軽に食べることができることもポイントでしょう。
会社負担は、54,600円~で社員負担は1個100円~利用できます。
オフィスパンスク
オフィスパンスクは、パンに特化した社食サービスです。
冷凍されたパンが毎月8種類届き、クロワッサンなどのメジャーなパンからわさびやクリームチーズを利用したもの、また低糖質タイプのものまで様々な種類を楽しむことができます。
レンジで30秒温めるだけでオフィスにいながら焼きたての味わいを楽しめるのが特徴です。
料金プランは下記の2種類があります。
◆おまかせプラン
商品の拡充、在庫管理まで全ておまかせ
専用冷蔵庫の貸し出しあり
キャッシュレス決済対応
会社負担 30,000円~
◆セルフプラン
自社で商品の拡充、在庫を行う必要がある
会社の既存の冷蔵庫使用
経費を抑えて導入したい場合におすすめ
会社負担 1個250円+送料1,500円(最低個数20個~)
Fit Food Biz Lite
Fit Food Biz Liteは医師・管理栄養士が監修のもと、デスクワークが中心の運動量が少ないビジネスパーソンに最適な設計のお弁当を提供している社食サービスです。
カロリーを 500kcal台、糖質量を60g 以下、塩分を2g前後に抑えたヘルシーなお弁当ですが、20〜30品目の食材を使用しているためしっかり食べ応えがあるでしょう。
社員負担は1食500円で、別途かかるサービス利用料金を会社が負担する形で導入することができます。
Office Premium Frozen
Office Premium Frozenは惣菜や麺類、ご飯ものなど約60点のメニューがラインナップされている社食サービスです。
化学的合成添加物不使用で安全でおいしいメニューが特徴で、健康に配慮した食事をオフィスで手軽にとることができます。
初期費用糖は一切かからず、冷凍庫と電子レンジは貸与可能です。
会社負担は30,000円~で社員負担は1個100円~利用することができます。
HenoHeno
HenoHenoは冷凍フルーツや野菜に特化した社食サービスです。
全国の生産者から届くフルーツや野菜を、特殊冷凍しているのが特徴で、冷凍庫から取り出してすぐに食べることができます。
完熟のフルーツを新鮮なうちに冷凍し、素材そのままの味をオフィスにいながら手軽に楽しめるのが特徴です。
100%国産・無添加のフルーツを利用しており、1パック1~4種類のフルーツがパックされています。
まとめ
社食サービスでは各社健康に配慮し、飽きがこないよう工夫されたメニューがラインナップされています。
ぜひこの記事を参考に導入して、社員の健康管理に役立ててみてくださいね。