様々なメディアで「人生100年時代」と見聞きするようになりました。平均寿命が延びる中で、少子化が進み、働き手が確実に少なくなっています。
社員に企業で長く働いてもらうためには、社員の健康状態が良いことが前提ですよね。
そこで今、食の福利厚生が注目されています。
今回は食の福利厚生サービスのひとつであるオフィスおかんについてご紹介します。
オフィスおかんの特徴まとめ
食の福利厚生サービスと一言で言っても、様々なサービスが存在します。社員食堂、食事チケット、宅配弁当業者との契約などが挙げられますが、ご紹介するオフィスおかんは、いわゆる「置くだけ社食」です。
社内に設置した冷蔵庫から社員がメニューを選ぶ形式をとっています。
オフィスおかんの特長をまとめまてみました。
①オフィスおかんは広いスペースを必要としません
オフィスおかんは社内の空きスペースにレンタル冷蔵庫を設置するだけで、「置くだけ社食」を実現します。
社員食堂と違い、広いスペースを必要としないため小規模の事業所でも設置が可能です。
②オフィスおかんは24時間利用可能です
社員食堂は営業時間が昼食時のみ、宅配弁当業者は配達時間が決まっているなど、時間的な制約があります。
一方で、オフィスおかんは時間的な制約がありません。
社員は昼食を食べたい時、あるいは食べる時間を確保できた時にオフィスおかんを利用することができます。
最近はコロナウィルスの影響で三密を避ける対策をとっている企業も多いと思いますが、オフィスおかんなら飲食スペースが空いている時間を狙って昼食をとることが可能です。
また、オフィスおかんを利用すれば昼食のために社外に出る必要もありません。
社員が都心の混雑している飲食店に行かなくて済むので、企業としてもコロナ感染症の予防対策ができます。
③オフィスおかんは商品・現金管理が必要ありません
一般的に企業の福利厚生は、総務部などが管理しているかと思います。
しかし、働き方改革や人手不足のため、事業に直接関係のない業務については簡略化したいのが実情ではないでしょうか。
オフィスおかんは商品や現金の管理が不要のため、総務部などの部署が管理を行う必要がありません。(一部のサービスは一都三県に限ります)
そのため、業務の簡略化に繋がります。
オフィスおかんのメニュー・料金
オフィスおかんは便利なだけでなく、栄養バランスがとれ、旨味がぎっしり詰まった美味しいものばかりです。
メニューの一例をご紹介します。
・豚の角煮(中華風)
特製中華ダレを使用。
誰にでも食べやすい味わいで、とろけるお肉が特長です。
・牛蒡とひじきのサラダ
食物繊維と鉄分を補給できる副菜。
牛蒡の香りと出汁の旨味の効いたサラダです。
・リッチブレッド メープル
天然酵母を使用したしっとりもっちりのパン。
甘すぎない味なので、昼食としても間食としてもお薦めです。
料金は一品100円。昼食を全てオフィスおかんで購入してもお財布に優しい値段です。
また、持参したお弁当にオフィスおかんのメニューを一品追加するという利用の仕方もできます。
オフィスおかんの導入費用
社員食堂を設置するためには多額な初期費用がかかりますが、オフィスおかんの初期費用は無料です。
月額プランは54,600円~となっています(希望に応じて変動します。詳細は要問合せ)。
初期費用が無料で更に月額プランもお手頃なので、気軽に始めることができるのではないでしょうか。
オフィスおかんを導入するメリット
オフィスおかんを導入するメリットはどのようなものがあるでしょうか。
企業側・社員側の視点から見てみましょう。
〇企業側
①社員の健康を守ることができる
健康経営という言葉をご存知でしょうか。企業が社員の健康を率先して守っていこうという施策です。
栄養バランスの良い昼食を社員に提供することで、社員の健康維持・向上に繋がります。
②人材の確保につながる
株式会社エアトリが実施した「福利厚生に関するアンケート調査」によると、入社時に福利厚生を重視すると回答した人は全体の8割以上いるそうです。
世代別に見ると若い世代ほど福利厚生を重視する傾向があり、福利厚生はこれから長く働ける人材を確保するために重要な要素であると言えるのでないでしょうか。
また、「会社に導入してほしいと思う海外の福利厚生を選んでください」という質問に対しては、食事の補助が第3位にランクインしました。
オフィスおかんのような食の福利厚生を取り入れることで、人材を確保することに繋がるかもしれません。
〇社員側
①安価で栄養バランスの良い昼食をとることができる
新生銀行グループが実施した「2020年サラリーマンのお小遣い調査」によると、会社員の昼食代は男性の平均が585円、女性が583円だったそうです。
また、同調査によれば、男性は約3割、女性は約5割の人がお弁当を持参しています。昼食代を節約しようとしていることがうかがえます。
お弁当を作る余裕がない人は、コンビニなどで安価なお弁当などを購入するケースがあります。しかし、安価な弁当は栄養バランスが偏り、カロリーも高いことが多いです。
一方で、オフィスおかんなら一品100円で栄養バランスが整った昼食をとることができます。
②社員同士のコミュニケーションが活性化される
マルハニチロホールディングスが発表した「ビジネスパーソンのランチと社員食堂に関する調査結果」から、一人で昼食をとる人が55.8%いることが判りました。
昼食くらい一人でとりたいと思う人もいるかもしれませんが、昼食の時間を利用して上司や同僚・部下とコミュニケーションをとるのも大切です。
業務中にはできないプライベートの話題も、昼食時なら話が弾むかもしれません。
日頃のコミュニケーションの積み重ねが信頼を育み、良い人間関係に繋がります。
オフィスおかんは社内の空きスペースに設置できるので、同じ職場の人と気兼ねなく昼食をとることができます。
また、業務上では関わらない部署の人とも交流できる場になります。
③ランチ難民を救う
都心では高層ビルが増え、昼食時などはエレベーター待ちで時間をとってしまうケースがあります。
また、人気の飲食店は行列ができて、店内に入るまでに時間を要します。
特に最近はコロナ対策で店を閉めていたり、入店人数を制限していたりするお店も多く、都心ではランチ難民が増えているようです。
移動時間や待機時間が長くなる結果、昼食そのものに掛ける時間が減ってしまいます。
オフィスおかんは社内に設置するため、移動時間や待機時間を節約することができます。
先に紹介した「2020年サラリーマンのお小遣い調査」によると、会社員がランチに掛ける時間は男性が21.5分、女性が28.6分です。
オフィスおかんを利用することで、昼食の時間を少しでも長く確保することができます。
導入にあたっての注意点
オフィスおかんを導入するにあたり、注意点もありますので確認しておきましょう。
必要な設備
オフィスおかんを導入するには、導入企業側で電子レンジを用意する必要があります。
また、広いスペースである必要はありませんが、冷蔵庫や資材を置くスペースの確保が必要です。
対応エリア
離島エリアを除く全国で対応しています。
首都圏の1都3県では、専用スタッフが商品をお届けし、その他のエリアはクール便で発送します。
首都圏の1都3県の企業は在庫管理・賞味期限管理・現金管理・ニーズ調整も全てオフィスおかんで代行可能です。
オフィスおかんの導入事例・口コミ・評判は?
オフィスおかんは2,000社以上への導入実績があります。
実際にオフィスおかんを導入している企業事例や口コミ・評判を見てみましょう。
導入事例
〇株式会社SmartHR(IT企業)
飲食店やコンビニが近くになく、ランチ難民が続出したことでオフィスおかんを導入しました。
社内の食環境が改善したことで、食の選択に無駄な時間をかけることがなくなり、業務の生産性も向上しました。
〇ボルボ・カー・ジャパン株式会社(自動車販売)
多忙で昼食の時間をとれない社員のためにオフィスおかんを導入しました。
食環境が改善するとともに、社員同士のコミュニケーションの機会の場にもなっています。
口コミ・評判
通常コンビニでお弁当を買うと500円近くかかるところが、オフィスおかんだとご飯とおかず1品つけても、たった200円で食べれます!!
食べた感想は… 期待以上の美味しさでビックリ!! 2つとも中まで味がしっかり染みており、それでいて優しい味でとっても美味しかったです♪ 美味しいご飯で午後からも頑張ります!
導入前はインスタント食品やコンビニ弁当での食事が多かったのですが、おかんのおかげで1品100円という手軽な値段でバランスの良い健康的な食事を摂ることができるようになりました
問い合わせ先
運営会社:株式会社OKAN
ホームページ:https://office.okan.jp/
【類似サービス】OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)と比較
今回ご紹介したオフィスおかんの他にも、社員の健康に気遣いつつお財布にも優しい社食サービスが多数提供されています。
特に導入検討にあたってオフィスおかんとよく比較されるのが「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」というサービスです。
どのような点に違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)とは?
OFFICE DE YASAIも、オフィスおかんと同じく「置き社食」のサービスです。
必要なのは専用の冷蔵庫または冷凍庫を設置することだけ。そこへ商品が定期的に補充され、利用者は1品ずつ購入することができます。
こちらもすでに2,000拠点以上での導入実績がある(2020年10月時点)、人気の社食サービスです。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の特徴
OFFICE DE YASAIには2つのプランが用意されています。
ひとつは、サラダ、フルーツ、スムージー、お惣菜などが中心の「オフィスでやさい」プラン。
もうひとつは、ごはんや惣菜など食事メニューが中心の「オフィスでごはん」プランです。
オフィスでやさいは冷蔵食品、オフィスでごはんは冷凍食品を扱っています。
両方とも管理栄養士が監修していて、野菜をたくさん摂取できるように意識したメニューとなっています。
特に、他サービスと比べても特徴的なのが、充実したサラダメニュー。
ボリューム満点の新鮮サラダから、おやつにもぴったりの野菜スティックなど、様々な生野菜メニューが用意されています。
ドレッシングも提供されており、いつでも手軽に野菜をとることができるのです。
導入企業のインタビューなどを見ても、「社員野菜不足が目立っていた」という課題を持っていた企業も多く、そういったケースにピッタリのサービスがOFFICE DE YASAIなのです。
もちろんそれ以外のメニューも、健康に気遣ったラインナップが揃っています。
合成着色料や保存料などの添加物は使っておらず、食材それぞれで産地を厳選しており、できるだけ国産の食材を使ったものを提供しています。
では、簡単に各プランの詳細について見ていきましょう。
オフィスでやさい
ホームページより写真を引用しましたが、見ての通りサラダや果物など、忙しい毎日でついついおろそかにしがちなものが多く揃っていることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
オフィスでやさいプランは名前の通り、野菜が全面に押し出されたプランです。
専用の冷蔵庫に商品が補充され、社員は1個につき100円(税込)で購入ができます。
(※ただし社員への販売価格は導入企業によって自由に設定できるため、100円で購入できない場合もあります)
ちなみに写真にはありませんが、オフィスでやさいプランは惣菜メニューも充実しており、サラダや果物などとあわせて、バランス良く配達されます(要望に応じて比率を変えるなども可能です)。
惣菜メニューは冷蔵なので、温めに電子レンジが必要です。
料金は、月額費用が商品120個のお届けで40,000円(税別)、さらに商品代金として1個あたり100円=12,000円が加わります。(ただし、従業員負担分で12,000円は相殺されます)
ランニングコストはオフィスでやさいのほうが抑えられますね。
オフィスでごはん
オフィスでごはんプランでは、お惣菜やご飯ものなど、食事として活用できるメニューが揃ったプランです。管理栄養士監修のお惣菜、タニタ監修のお惣菜、さらにはボリューム満点な吉野家の牛丼なども用意されています。
オフィスでごはんプランの中にはさらに下記2つのコースが設定されいます。
不要な添加物の使用を控えたお惣菜を月に約20種類お届け
メニューは毎月入れ替わり
添加物不使用のメニューを、管理栄養士がバランス良く10種類ピックアップして毎月お届け。
うち半分が毎月入れ替わり
いずれのコースも、社員は1品100円(税込)〜で購入することが出来ます。
どちらのコースにもお惣菜の他に「ごはん」を届けることもできますので、ごはんプラス惣菜2、3品と組み合わせて購入すれば、ボリュームも十分のヘルシーなランチが出来上がるのではないでしょうか。
ちなみに、オフィスでごはんは冷凍のお惣菜が届けられるため、温める際に電子レンジが必要となります。電子レンジも無料で貸し出されます。
料金は、月額費用は商品80個のお届けで17,200円(税別)、さらに商品代金として1個あたり200円=16,000円が加わります。(そこから従業員負担分が差し引かれます)
こちらもオフィスおかんと比べて、ランニングコストは大きく抑えられます。
ポイントは料金やサラダのラインナップ
オフィスおかんとOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の比較でポイントとなる点は、
・サラダや果物などのラインナップが豊富
・料金の違い
となります。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)については、詳しくはこちらの記事でもまとめておりますので、ぜひご覧ください。